子供の三日坊主を改善するコツ8つでは、習慣化に役立つ8つのコツをみていきましょう。①小さな目標をつくるまずは目標設定です。「目標は大きく!」なんて言いますが、それだけでは不十分。目標が大きすぎると、達成することをイメージできなくて挫折してしまいます。なので、大きな目標を作るのと同時に、必ずそこに辿り着くまでの小さな目標も用意してみましょう。例えば中学受験でも「◯◯中学に合格する」という目標があるとします。しかし受験勉強を始めたばかりの4年生に、合格のイメージはまだまだ持てません。なので、一つ一つの勉強が理解できるよう下のような目標を設定します。1週間で漢字5問書けるようになる計算問題を時間内に解き終わるようになる英単語を10個インプットする小さな目標も”毎回100点を取る”など、プレッシャーの強い目標はやめましょう。本人が少し努力すれば簡単に超えられるステップを設定することが大切です。②簡単なことから始める上の項目にも当てはまりますが、新しい取り組みを始めるとき、内容はできるだけ”簡単、シンプル”にしましょう。なぜなら、習慣化は「簡単だな」と脳に思わせるのが成功の秘訣だからです。国語の能力を鍛えようと考えると「大変だ!」となりがちですが、まずは、一日漢字5個覚えよう。から初めて見るのが重要です。親からの声がけも「勉強やって!」より「漢字5個終わらせちゃおうか」の方が行動する心理的ハードルが下がります。このように、やるべきことを細かく分けて簡単だと思わせる。これが習慣化第二のコツです。③経過を記録する努力の経過を見える形で記録に残すことも重要です。大きな成果がまだ出ていなくても、積み上げた日数が100日もあればそれだけで自信が湧きます。子供は特に、親に「続けててすごいね!」と褒めてもらうのが大好きです。見えるようにカレンダーにシールを貼ったりするだけでも、楽しくなります。大好きなキャラクターのシールや、キラキラのもの、大きなシールなど日数ごとに使い分けて、感動を演出してみるとやる気につながりますよ。④ご褒美を用意する継続が出来たらご褒美を用意することも効果が高いです。人と喜びを分かち合えたり、本人がやりたいことを叶えるようなご褒美がオススメです。夕飯を大好きなハンバーグにしてもらう週末にクッキーを一緒に作る家族で水族館に行く漫画を一気読みできるなどを試してみてはいかがでしょうか。一点、気をつけたいのが、ものを与えすぎてしまうことです。「おもちゃを買ってもらえるからやる」というご褒美は、やり方を誤ってしまうと、習慣化することの意義を見失ってしまう恐れもあるので注意してくださいね。⑤決まった時間にやる習慣化するには、やり忘れがないよう時間を決めるのがコツです。習い事や遊びなどで頻繁に変更があると、どうしても集中できません。そのため、予定が入りにくい時間帯を選ぶのも重要ですね。もし早起きな子供に勉強を習慣化させたいなら、時間のつくりやすい朝に勉強するといいでしょう。朝が苦手な子なら夜寝る前の1時間を活用するのも重要です。習慣化したい行動は、ぜひ時間を決めてトライしてみてくださいね。⑥まずは、ほんの少しやってみる継続していると、行動を起こすときに必ず「めんどくさいな」とか「明日でいいかな」と思う瞬間がやってきます。そんなときどうしたらいいか。正解は「ほんの少しだけやる」です。なぜなら人のやる気は元々あるものではなく、行動したときに湧いてくるものだからです。あなたはこんな経験がありませんか?“掃除をするのはすごくめんどくさいと思ってたけど、簡単に床だけ拭いてみたら次から次へとやりたくなって、結局部屋を全部掃除しちゃった””眠いから5分だけ勉強しようと思って始め、気づいたら1時間経ってた”心当たりありますよね?そう。人は「少しだけ」と決めて始めても、行動を起こしたことによりやる気が出ます。少しでも行動を起こせば、あとはやる気がカバーしてくれることが多いのです。ぜひ習慣化を始めた頃は「ほんの少し」を意識してみてください。⑦やる気に頼らないで習慣化する新しいことを始めるとき、人はみんな最初が一番やる気に満ち溢れています。けれど、1週間、2週間と続けるうちにどんどんモチベーションが低下。もちろん、体調や気分でもモチベーションが日々上下してしまうのは、想像できますよね?そんな気分からくる行動のムラをなくすにはどうしたらいいか。答えは「ルーティン化」です。子供が小さい頃は、寝る前に必ず絵本を読んであげてましたよね?それと同じです。歯を磨き終わったら5問解いて寝る。朝起きたらまずは5問解く。毎日の習慣に組み込むことができれば継続で悩むことはなくなります。最初のタスクを最小限にしてあげることと、同じ時間に取り組むことを生かせば、ルーティンの土台が完成します。毎日続けることが当たり前になるよう、ハードルを低く低く設定しましょう。⑧親が見守る親は子供のモチベーションを保つために、行動を見守りながら適切に褒める必要があります。ここでいう”褒める”というのは、行動した結果について賞賛することではありません。毎日10分勉強したことで、子供が漢字のテストで満点を取ったとします。そんな時、「100点取れてよかったね」「初めて満点取れたなんてすごい!」「また100点取れるように頑張ろうね」こうした褒め方には注意が必要です。実はこういった褒め方だと、子供は「また100点取らないと」とプレッシャーを感じたり「100点を取ることに価値がある」と思い込んでしまいます。次に結果を出せなかったときに自信を喪失してしまうかもしれません。親のサポートの意義は、子供に自信をつけさせ、学びに積極的になる動機付けをしてあげること。それには”子供の努力の過程を認め褒める”のがとても効果的なんです。自分が努力してる過程を認めてくれてるのがわかると、子供は継続に充実感をもつことができます。結果だけに焦らず、長期的に努力できる粘り強さを身につけるため、子供の気持ちを支えていきましょう!子供の3日坊主を克服して継続力を身につけよう!習慣化8つのコツはこちらでした。小さな目標をつくる簡単なことから始める経過を記録するご褒美を用意する決まった時間にやるまずはほんの少しだけやってみるやる気に頼らないで習慣化する親が見守る誰しも難しい習慣化。3日坊主を克服するのは本能に抗うことと同じなので、とても難しいとお分かりいただけたと思います。しかし、だからといって見て見ぬふりをすれば、いずれ大きな壁にぶつかったとき一から習慣化を身につけなければならなくなります。子供が大きければ大きいほど毎日が忙しくなり、習慣化のサポートは難しい。だからこそ、小学生までで身につけておきたいスキルですよね。記載した3日坊主の対策は、とてもシンプルで始めやすいことばかり。これらのコツを実践できれば、辛い思いをしなくても継続できるようになります。まずは一つずつ生活に取り入れてみてください。習慣化は複雑にせず、タスクを小さく分けてシンプルに行うのがポイント。3日坊主を克服して、目標達成を目指しましょう!