関連記事▶【中学受験】低学年のうちから準備しておくべきこと小学校低学年から考える!子どもの思考力を培う重要性未来を生きる子どもたちにこそ、思考力を身につけ、伸ばしてほしいと願う親や学校の先生は多いです。特に、子どもたちと日々、接する大人たちには、ぜひ、子どもたちの伸びるはずの思考力の芽を摘まず、環境づくりを意識してほしいと思います。そもそも、思考力って何?思考力って言葉を日常的によく使いますが、どんなこと、どんな力のことを言うのでしょう?端的に言えば、思考力=考える力と言えます。考える力とは、なにかの命令で機械的に動くのではなく、ものごとを自分で判断し、自分で考えていく力のことです。自ら考え、時には悩みながらも、自分で自分の未来を切り開いていく力です。関連記事▶IQは後天的に決まる?子供の考える力を伸ばす方法なぜ、今、思考力が重要視されるのか?今、人間の前に華々しく登場しているのがAIです。今後、ますますAIが発展していくことが予想されていますが、AIが苦手としている分野もあります。例えば、コミュニケーション能力やクリエイティビティ、抽象的思考です。これからも発達を続けるAIですが、AIが苦手なことは、本来、人間が得意なことでした。思考力とは、考える力、工夫する力、新しく発想する力、つまり、人が人として生きていく力と言い換えることができるでしょう。小学校低学年から思考力を育てる5つのコツ思考力とは何かということと、思考力の重要性がわかりました。次に、子どもたちの思考力を育てるための方法、コツを見ていきましょう。①子どもが疑問を出してきたときがチャンス!子どもが自ら気づいた気づきや疑問を、親や教師などにぶつけてきます。好奇心旺盛な子どもたちが感じた疑問を、つい、忙しさにかまけて、いい加減な対応を取りがちです。それはとてももったいないことです。子どもが疑問を投げかけてきたときは、思考力をはぐくむ絶好のチャンスです。「本当だね?なぜだと思う?」と問い返してみましょう。子どもが何気なく発した疑問を、子どもの中でより深化させることができます。関連記事▶子どもの適性が知りたい時に質問「◯◯と聞いて、何を思い浮かべる?」②子どもが出した疑問の答えを、子ども自身に考えさせよう!子どもの疑問は、大人にもすぐには答えられないような疑問から、大人にはわかりきっているような疑問までさまざまです。どんな疑問であっても、大人からすぐに答えを与えてしまうと、子ども自身が、自分が出した疑問と向き合う時間を奪ってしまいます。子ども自身が答えを導き出せるようにしましょう。子どもが出した答えが間違っていても、即座に否定せず、きちんと聞く姿勢を示しましょう。③子どもの疑問の答えを一緒に考えよう!子どもが出した疑問について深化させるためには、子ども自身が考えると同時に、まわりの大人たちとの会話を通して、答えに至る道筋、ヒントが得られるようにしましょう。答えをすぐに教えてもらうのではなく、自分が考えて導き出した答えなら、子どもに達成感を与えます。これは、その後の考える習慣作りにも役立ちます。④子ども自身の言葉で話せるまで待とう!小学校低学年の子どもたちは、まだまだボキャブラリーも少ないですし、理論立てて話すことも苦手です。だからと言って、子どもが言おうとしていることを、「こういうことでしょ!」と先回りして大人の言葉で語るのはNGです。本に書いてあること、大人が話した正解をそのまま言うのでは思考力は育ちません。子どもが自分で考えて、自分の言葉で語れば、思考力は必ず身につきます。⑤子どもの選択を尊重しよう!子どもの思考力を伸ばすためには、子ども自身が選んだものを尊重しましょう。つい、大人の感覚で「こっちの方がいいんじゃない?」などと水を向けがちですが、自分自身で選ぶという行為は、思考力を養ううえでとても重要なプロセスです。その選択が失敗に終わったとしても、それはそれでいいのです。そこから学ぶことも多いはずです。もちろん、命にかかわるようなことなどは、大人の適切な助言が必要ですが、そうでないなら、失敗も勉強のうちとおおらかに見守りましょう。自分で選んだ結果がうまくいけば、自己肯定感や自信にもつながります。関連記事▶子供の好奇心を削ぐ親のNG行動3選!知的好奇心は脳の原動力子どもは本来、思考力の”芽”を持っている!子どもというのは、本来、好奇心が旺盛で、とんでもないひらめきを示すものです。それらは、思考力の”芽”と言えるものです。摘み取ったり、折ってしまったりせず、伸ばしていきたいものです。子どもの好奇心に向き合おう!本来、子どもというのは、好奇心の塊です。見るもの、聞くものに疑問を投げかけ、忙しくしている大人をへきえきさせたりします。その気持ちもわからないではないですが、その好奇心、だいじにしましょう。考える力を育てるためのカギとなるのは、子どもから発せられる好奇心です。与えられたものではない、自ら感じた好奇心、そこから生まれた疑問に向き合う中で、子どもの思考力は伸びていきます。関連記事▶自分で考えて行動するためには?子どもの好奇心を引き出す方法子どものひらめき力を侮らない!子どもの突拍子もない発言や発想に驚かされることも多いと思います。常識にがんじがらめになった大人の想像を越えていることもあります。常識にとらわれない柔軟な考え方や感性、新しい独創的な感じ方は、子どもの考える力=思考力を支える土台になります。日常生活の中で、子どもの思考力育成のためにできること!子どもの思考力を伸ばす方法、コツを、もう少し、具体的に見ていきましょう。生活の中にも、思考力を伸ばす機会はあふれています。お手伝いを任せる!子どもは、本来、お手伝いが大好きです。それが、いつの間にかやらなくなるのは、大人の側にも責任があります。小学校低学年の子どもたちがお手伝いをすると、失敗したり、うまくできなかったりするのは当たり前です。お手伝いを任せたら、文字通り、任せましょう!口出しは|NGです。お手伝いを任されたら、子どもなりに、順序を考えたり、時間配分を考えたりするはずです。思考力とは、日常生活から切り離されたところにあるなにかではなく、生活に根ざしたところにこそあるはずのものです。買い物を頼む!「はじめてのおつかい」というTV番組が人気を博しています。ご存じの方も多いと思います。小さな子が、涙をこらえながら、一生懸命、頼まれたミッションをクリアしようと頑張る姿には胸が熱くなります。買い物というのは、複合的な作業です。一人で考え、実行しなければなりません。また、臨機応変に対応する必要も出てくるかもしれません。こういう実践的なミッションは、思考力を飛躍的に伸ばします。ニュースを見たり、新聞を読んだりする自分の子ども時代を思い出してみてください。むずかしいことは全然わからないのに、なんとなくTVのニュースを見たりしていませんでしたか?小学校低学年の子どもなりに、ニュースをみて、何かを感じています。その感想を、彼らなりの言葉で聞くことも、考える力になります。子どもニュースなどという番組もあります。新聞は、親が読んでいると、子どもも見るようになります。今や、ネットでニュースを知ることができますが、お子さんに思考力を身につけさせたいなら、紙の新聞の購読をおすすめします。最初は、TV欄や漫画だけでも構いません。新聞を読む習慣というのは、一生ものの宝です。子どもの好きなアニメを一緒に見る子どもの好きなアニメを一緒に見てみませんか?今のアニメは、大人の鑑賞にも十分耐えうるものばかりです。アニメを見て、共感しあう、感想を述べあうのは、思考力だけでなく、読解力や表現力も養います。また、大人との共感しあえる関係は、子どもの成長にいい影響を与えます。大人を信頼できることは、子どもにとってとても幸せなことです。それは、あらゆる力の源泉です。図書館に一緒に行く図書館に一緒に行ったことがありますか?子どもが選んだ本について、とやかく言ったことはないでしょうか?「そんな本より、こっちがいいんじゃない?」みたいなことを言うのはNGです。自分が選んだ本を読むのは楽しいです。選んだ本が考えていたのとは違ってつまらなかったとしたら、それはそれで考えるチャンスになります。いずれにせよ、本を読むことは、思考力を培ううえで必ずプラスになります。また、子どものために図書館に行っているというスタンスではなく、大人も図書館に行くことが楽しいということが大切です。子供の思考力を育てるために小学校低学年の子どもたちの思考力を養う、伸ばす方法についてまとめました。その時代に身につけた思考力は、年齢を重ねるにつれ、さらに大きな花を咲かせることでしょう。小さなころから、意識的に、思考力を伸ばす習慣を身につけさせることは、その子にとって、一生の宝物になります。子どもと一緒に、大人の思考力も少し変化するはずです。一緒に成長できるって素晴らしいことです。子供の思考力を育てる「カンガエMAX。」【小学校低学年のご両親におすすめの記事】自分で考えて行動するためには?子どもの好奇心を引き出す方法「小1プロブレム」で子どもは何を感じている?問題行動や原因と家庭で出来る対策とは子供の思考力を高める!勉強以外に大切な3つのこと【10歳の壁】で子供に現れる3つの変化と適切な親の接し方とは勉強しない子にもう悩まない!小学生が家庭学習を習慣化する秘訣と子供の心理心豊かに育てたい!9歳までしか伸ばすことができない6種類の知能とは【中学受験】低学年のうちから準備しておくべきこと日記はメリット多し!小学校低学年から読解力と語彙力を育てる!